T-2時代の主な課目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 04:44 UTC 版)
「ブルーインパルス」の記事における「T-2時代の主な課目」の解説
ハイアングル・テイクオフ 1番機から3番機までがピッチ角25度で編隊離陸。 ノーマル・テイクオフ 残る3機がピッチ角8度で離陸。 5シップ・テイクオフ 1番機から4番機と6番機がデルタ隊形でピッチ角25度で編隊離陸。T-2時代初期の課目、1982年11月の事故以降は滑走路幅の広い浜松基地のみ行なわれていた。 ロールオン・テイクオフ 5番機は離陸直後に降着装置とフラップを上げたあとにピッチ角が30度になったところで右に360度ロール。T-2時代初期の課目、1982年11月の事故以降安全に配慮し行なわれなくなった。 スモークオン・テイクオフ 5番機がスモークを出しながら離陸。 デルタ・ロール 6機がデルタ隊形で大きくロール。 チェンジ・オーバー・ターン 6機がトレール隊形で会場右側から進入し、会場上空で360度旋回しながらデルタ隊形になり、さらに密集隊形に移行。T-2時代初期は、F-86時代の「垂直360度ターン(ダイヤモンド・ターン)」を継承していたがその曲技を発展させた、できた最初の頃は「トレール・トゥ・デルタ・ターン」というの曲技名であった。 パラレル・インバーテッド 5番機と6番機が背面飛行を行う。 トレイル・トゥ・ダイヤモンド・ロール 1番機から4番機までがトレール隊形で進入し、ロールしながらダイヤモンド隊形に移行。 オポジング・インバーテッド 5番機と6番機が左右から進入、背面飛行ですれ違う。 レベル・オープナー 「水平空中開花」とも呼ばれる。ダイヤモンド隊形後方に5番機をつけて来る形で会場正面より進入、まず2番機と3番機が左右に分かれ、次に1番機と4番機が左右に別れ、5番機が直進。 オポジング・バーティカル・クライム・ロール 5番機と6番機が左右から進入、すれ違った後に急上昇しながらロール。 ダブル・クローバーリーフ・ターン 1番機から4番機までがトレール隊形で進入し、270度旋回しながらダイヤモンド隊形に移行、さらに270度旋回しながらアローヘッド隊形に移行。四つ葉のクローバーの葉のうち2枚をスモークで描くことからこう呼ばれる。 オポジング・コンティニュアス・ロール 5番機と6番機が左右から進入、すれ違いながらロールを繰り返す。 チェンジオーバー・ループ 1番機から4番機までがトレール隊形で右側から進入し、ループしながらダイヤモンド隊形に移行。T-2時代初期は1番機から4番機がトレール隊形で会場正面から進入、ループの間にダイヤモンド隊形に移行、ループの後半で90度右ロールしながら会場左側に抜ける。 ビッグ・ハート 5番機と6番機が正面から進入、スモークでハートを描く。 ラインアブレスト・ループ 1番機から4番機までがアブレスト隊形で進入し、隊形維持したままロールを行う。 パラレル4ポイント・ロール 5番機と6番機が左側から進入し、90度ずつ4回ロールを行う。 デルタ・ループ 6機がデルタ隊形で進入し、大きくループを行う。 キューバン・エイト 5番機が横向きの8の字をスモークで描く。 上向き空中開花 4機がダイヤモンド隊形で急上昇、上空で4機が四方に開いた後に、6番機がロールしながら急上昇し、開いたスモークの軌跡の中央を抜ける。その後1番機から4番機は会場正面で1点交差を行う。 下向き空中開花 この課目は1982年11月の事故により行なわれなくなった。 カリプソ・ブレイク 5番機が背面飛行、6番機がその下に入り、背中合わせで通過する。 ローリング・コンバット・ピッチ 1番機から4番機までがエシュロン隊形で進入し、1番機から順にロールしながらトレール隊形に移行し着陸。
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