Sega Neptune
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 00:39 UTC 版)
「スーパー32X」の記事における「Sega Neptune」の解説
米セガ主導で開発が行われていたGenesisと32Xの一体型ハード。ジェネシスの後期型(北米版メガドライブ2)と近似したデザインが用いられている。 北米で1993年に発売されたAtari Jaguarや3DOの「次世代機」が軒並み苦戦していたことと、ライバルの任天堂が1994年の年末商戦で目玉としたのが、3DCGに対応した次世代機ではなくSNESで3DCGを扱った『スーパードンキーコング』だったこともあり、カリンスキは「現行世代がまだ継続していく」と考えていた。シェアで猛追するSNESを振り切るためにも米セガは32Xに非常に力を入れていたことで開発が行われていた。Neptuneは当初1994年から1995年の間に200ドルでリリースされる予定で、旧来のGenesisを完全に置き換える方針でメガドライブ専門誌を介して当時北米未発売のサターンとともに紹介された。しかし、1995年の春に完成したプロトタイプ機は400ドルと発表され、価格がサターン並みに跳ね上がったことで、市場に受け入れられる見込みがなくなったことやサターンの発売を予定している日本セガとの兼ね合いから、最終的に発売が断念され、幻のハードとなった。 なお、当時製作されたプロトタイプ機は2011年度のE3にて行われたレトロゲーム機関連の企画に出展されており、2011年現在で少なくとも1台は現存する模様。2014年に発売された『Sega Mega Drive/Genesis Collected Works』に、メガCD2にネプチューンをドッキングした、メガドライブの真の最終形態の姿が掲載されている。
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