エス‐エッチ‐ティー‐ティー‐ピー【SHTTP】
SHTTP
読み方:エスエイチティーティーピー
SHTTPとは、Web上の通信プロトコルであるHTTPに、暗号化をはじめとするセキュリティ機能を付与するためのプロトコルのことである。RFC 2660で定義されている。
SHTTPでは、暗号化アルゴリズムによってデータを暗号化し、通信を行うことができる。平文でデータをやり取りするHTTPに比べて、パケット盗聴などに対するセキュリティ性の向上が図れる。SHTTPを利用する際には、「shttp:」で始まるURLが用いられる。
SHTTPと同様の通信プロトコルとして、SSL(Secure Sockets Layer)を利用してデータの暗号化を行うHTTPS方式がある。SHTTPは送信データを暗号化してセキュリティを高めるのに対して、HTTPSは通信経路自体をセキュアにするという違いがある。また、HTTPSはHTTPだけでなくFTPなどのプロトコルに対しても利用できるという特徴がある。
SHTTPは、1990年代中ごろに利用されていたが、後にHTTPSが主流となって非常に多く利用され、今日ではSHTTPが利用される場合はほとんどない。
参照リンク
RFC 2660 - (英文)
Secure HyperText Transfer Protocol
(SHTTP から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/14 14:20 UTC 版)
Secure Hypertext Transfer Protocol (S-HTTP) は、HTTPで行われるウェブ通信を暗号化するHTTPSプロトコルの廃れた代替プロトコルである。Eric RescorlaとAllan M. Schiffmanにより開発され、1999年にRFC 2660として発表された。
- ^ Booker, Ellis (1995年3月27日). “Web servers move in different directions”. Computerworld
- ^ Tom Sheldon (2001年). “S-HTTP (Secure Hypertext Transfer Protocol)”. 2016年1月1日閲覧。
- 1 Secure HyperText Transfer Protocolとは
- 2 Secure HyperText Transfer Protocolの概要
- 3 HTTP over TLSとの比較
- 4 外部リンク
- SHTTPのページへのリンク