素朴画家とは? わかりやすく解説

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素朴画家

読み】:ソボクガカ
【英】:PEINTRES NAIFS

アカデミックな理論技術無縁で、伝統からの自由が最も意味深い特徴をなしている画家ドイツ人批評家ヴィルヘルム・ウーデによって1908年から14年にかけて、アンリ・ルソー認めることから、近代絵画における独特の一領域として初めて「素絵画」の概念たてられた。まったく独学でしかもおおむね非職業的な画家たちによる一群作品は、自然発生的な率直さ素人くさい様式化デフォルマシオン共通の特徴としている。素朴画家は、気品作品ともに極度に多様であり、主題の点でも互いに隔っているが、多く場合主題が高度に個人的であり、自分なじんでいる日常周辺場面出来事克明に叙述しようとしている。実際にそう見えなくても、彼らがそうであると知っている姿で個々物事描き出そうとしており、各人自己流方法で距離や奥行表されたり、心理的興味によって事物大小決定するいわゆる心理的遠近法用いられたりする。代表的な作家に、セラフィーヌボーシャン、ボンボワ、ヴォリスなどがいる。



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