NIHSSでの注意点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 04:39 UTC 版)
一般的な注意 リスト順に行うこと、逆に行ったり評点を変えるようなことはしない、実際に患者がなしえた点数をつける。医師が推察した点数をつけない。診察しながら点数を記載する。特別な誘導を行わない。 脳神経項目が少ない 脳神経項目が少ないため後方循環系の障害は評価が不十分となることがある。 言語機能の点数配分が高い 失語症が存在すると点数が高くなる傾向があり、同範囲の脳障害でも左半球障害では右半球障害よりも高い点数となる。 項目ごとに重みがない 同じ点数でもADLの程度が全く異なる場合がある。 軽微な障害は見落とされる くぼみ手徴候などのような軽微な麻痺所見はカウントされない。 意識障害が存在すると高得点となる JCSⅢ-300の場合は意識レベル、顔面神経麻痺、上下肢麻痺、感覚障害、言語、消去や不注意の項目は自動的に最高点となり失調が0点となる。そのため最重症でも40点ということになる。
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