MECP2遺伝子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 03:52 UTC 版)
MECP2遺伝子は、MECP2というタンパク質に翻訳され、X染色体の長腕の末端近く (Xq28) に見られる。MECP2はメチル化CpG結合タンパク質2 (Methyl CpG binding protein 2) とも呼ばれ、メチル化したDNAのシトシン残基に結合し、他の遺伝子の発現を制御する転写因子である(エピジェネティクスによる遺伝子発現制御とも呼ばれている)。 MECP2は神経細胞以外の細胞でも広く見られ、多くの遺伝子発現制御に関わっていると考えられるが、なぜMECP2の異常が脳神経特異的な疾患を引き起こすのか、詳しい機構はまだ分かっていない。
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