MD-11とMD-90シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 06:15 UTC 版)
「マクドネル・ダグラス」の記事における「MD-11とMD-90シリーズ」の解説
軍用機と民間機の双方で成功を手にしたマクドネル・ダグラスが、MD-80シリーズの次に市場に投入したのはMD-11で、これはDC-10を改良してアビオニクスを近代化した機種である。しかし、設計時に発表された性能を実現できなかったことでシンガポール航空などの大手顧客を逃したことや、より効率の高い2発エンジンのボーイング777やエアバスA330などのライバルに顧客を奪われたために、当初から販売的に苦戦を続けた。 同時期に導入されたMD-90は、MD-80 の胴体を延長してIAE V2500型エンジンを搭載した、後部配置エンジンとしては最大の旅客機である。機体短縮型のMD-95(後のボーイング717)は近・中距離向けの航空機で、マクドネル・ダグラスとして設計した最後の民間ジェット機となった。
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