Fantasien Op.116とは? わかりやすく解説

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ブラームス:幻想曲集

英語表記/番号出版情報
ブラームス幻想曲集Fantasien Op.116作曲年1892年  出版年1892年  初版出版地/出版社Simrock 

作品概要

作品解説

2007年8月 執筆者: 和田 真由子

3つの奇想曲と、4つ間奏曲からなる奇想曲は、情熱的な性格をもち、間奏曲夢想的な性格をもっている。
当時ブラームス59歳、《作品116》は、晩年になってはじめての小品集である。特に《作品116》~《作品119》は、ブラームス集大成ともいえる傑作になっている

1892年作曲された。多くが、三部形式の、簡素わかりやすいでかかれている。
しかしながら、その作曲技巧はより洗練され精巧なものになっている
霊感をたたえつつも、晩年孤独感諦観感じさせる作品が多い。
幻想曲」というタイトルは、特に深い意味はなく、形式とらわれないという、自由な意味で用いられていると考えていだろう

1.奇想曲 ニ短調 / Nr.1 "Capriccio"
プレスト・エネルジーコ エチュード風の作品

2.間奏曲 イ短調 / Nr.2 "Intermezzo"
アンダンテ 幻想的な雰囲気をもつ。三部形式

3.奇想曲 ト短調 / Nr.3 "Capriccio"
アレグロ・パッショナート  情熱的な第一部と、荘重な中間部対比をなしている。また3つの動機たくみに用いられ、曲の統一感をつくりあげている。この曲は、ブラームス晩年技巧をよく示していることで有名である。

4.間奏曲 ホ長調 / Nr.4 "Intermezzo"
アダージョ 夜想曲風の作品冒頭の、断片的な2つ動機意義深い

5.間奏曲 ホ短調 / Nr.5 "Intermezzo"
アンダンテ・コン・グラツィア・エディンティミッシモ・センティメント 
和声的工夫対位法みられる強拍に音をおかないことにより、独特の雰囲気うみだしている。

6.間奏曲 ホ長調 / Nr.6 "Intermezzo"
アンダンティーノ・テネラメンテ 対位法的部分と、無言歌風の部分からなる。優しい雰囲気をもった曲。

7.奇想曲 ニ短調 / Nr.7 "Capriccio"
アレグロ・アジタート 右手と左手逆に進行し印象的である。




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