Dual SIM Dual standby

デジタル大辞泉

ディー‐エス‐ディー‐エス【DSDS】

読み方：でぃーえすでぃーえす

《dual SIM dual standby》デュアルSIM(シム)のモバイル端末のうち、2枚のSIMカードで同時に待ち受けができるもの。一方で通話をしながら、もう一方でデータ通信をすることはできない。デュアルSIM同時待ち受け。→デュアルSIM

デュアルシム‐デュアルスタンバイ【dual SIM dual standby】

読み方：でゅあるしむでゅあるすたんばい

⇒ディー‐エス‐ディー‐エス（DSDS）

IT用語辞典バイナリ

DSDS

フルスペル：Dual SIM Dual standby
別名：デュアルシムデュアルスタンバイ，デュアルSIMデュアルスタンバイ，デュアルSIM同時待ち受け，同時待ち受け

DSDSとは、SIMカードを2枚同時に装着でき、かつ、装着された2枚のSIMがどちらも通信を待ち受け状態にしておける端末やサービスのことである。

SIMカードを2枚同時に装着できるモバイル端末は一般的に「デュアルSIM」と呼ばれるが、従来のデュアルSIM端末の多くはSIMカードを任意に切り替えて利用する使い方が一般的だった。アクティブでない方のSIMカードは取り外された状態と同等であり、着信があっても受けることはできなかった。DSDS対応端末の場合、両方のSIMが同時にアクティブな状態を維持できるため、1台の端末で2台分の回線を同時に利用できる状態が実現できる。

DSDSは、ただの「デュアルSIM」では共有できていた部品を別個に搭載して動作させる等の仕組み上、デュアルSIMと比較しても（もちろん通常の1枚SIMの端末と比較しても）バッテリー消費が大きく、部品数や機構が複雑になる分だけ価格なども上がりやすい。2016年半ば現在、DSDSはわずかに流通している程度にとどまるが、新製品は徐々に増えつつある。

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