CodePlex
CodePlexとは、米Microsoftの支援によって立ち上げられた、ソフトウェアの共同開発を支援するためのポータルサイトの名称である。
CodePlexでは、Microsoftが提唱しているソースコード開示制度であるSSI(Shared Source Initiative)の一環として提供されるポータルサイトで、オンラインでのソースコードの共有と共同開発を行うための情報や機能を提供している。CodePlexの下では複数の開発プロジェクトが立ち上げられ、参加者はソースコードの管理機能やバグの追跡機能を利用して開発作業ができるほか、BBSやRSSフィードなどを利用して進行中のプロジェクトの最新情報を得ることができるようになっている。
CodePlexは、MicrosoftのVisual Studio 2005 Team Foundation Server(TFS)とASP.NETを基盤として構築されている。TFSを基盤としていることによって、ブラウザだけでなくVisual Studioから直接CodePlexに接続して開発作業に携わることも可能となっている。
CodePlexは2006年6月にβ版として公開され、8月に正式オープンした。Microsoftは、200万人の開発者によって120種類以上の開発プロジェクトを進めていくとしている。2006年の発表当初では、CodePlexを通じて開発作業が行われているプロジェクトの代表的なものとして、Webコントロールキット「Atlas」やスクリプト言語「Python」の.NET Framework仕様である「IronPython」などを挙げることができる。
参照リンク
CodePlex - (英文)
Puress Release ― Microsoft Launches CodePlex, a New Collaborative Development Portal - (英文)
CodePlex
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 00:16 UTC 版)
CodePlex は、マイクロソフトが運営するオープンソースを含む開発プロジェクトのホスティングウェブサイト[1]。ウィキページがあり、バージョン管理システムとしてはMercurial、Subversion、Team Foundation Serverを使い、会議フォーラム、バグ管理システム、プロジェクトタギング、RSSサポート、統計情報、リリース機能などを備えている。
- ^ Microsoft taints open source CodePlex well (by The Register) によればオープンソースでないプロジェクトもある。
- ^ CodePlexがサービスを終了し、GitHubへの移行が推奨される
- ^ プロジェクトホスティングサービス“CodePlex”が廃止、アーカイブサイトが開設される
- 1 CodePlexとは
- 2 CodePlexの概要
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