79型(H/PJ-33)
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「56口径100mm艦載砲」の記事における「79型(H/PJ-33)」の解説
1950年代、中国人民解放軍海軍のフリゲート勢力は、ソビエト連邦のリガ型フリゲートのノックダウン生産型である6601型(成都級)と、そのコピーである065型フリゲート(江南型)を主力としていた。これらはいずれも、B-34単装砲を主砲としていた。 その後、これらをベースとして、中国独自のフリゲートとして053型シリーズを発展させていくにあたり、主砲の発射速度の強化が求められることになった。このときには中ソ対立が激化していたことからソビエト連邦の新しい艦砲を導入することはできず、B-34砲をもとに連装の半自動砲として開発されたのが79型(H/PJ-33)である。79型の開発は1970年より開始され、1979年に完了して制式化された。 1990年代には、軽量化し発射速度を向上させた79A/92型(H/PJ-33A)に発展した。その後ステルス性を考慮し多面体形状となった99型(H/PJ-33B)が開発される。2000年代以降、既存の79型搭載艦および79A型搭載艦の砲塔は99型への更新が進められた。 ソビエト連邦を出自とするこれらの系統とは別に、2000年代以降新規建造された駆逐艦やフリゲートには、単装にも拘わらず発射速度が良好で軽量なフランスの100mmコンパクト砲のコピーが搭載されている。
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