2009年 全米初優勝 全仏ベスト4 ATPファイナルズ準優勝
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「フアン・マルティン・デル・ポトロ」の記事における「2009年 全米初優勝 全仏ベスト4 ATPファイナルズ準優勝」の解説
年頭のハイネケン・オープンで優勝。全豪オープンでは第8シードに選ばれ準々決勝まで進出するが、第2シードのロジャー・フェデラーに3-6, 0-6, 0-6と完敗した。全仏オープンでは、4大大会で初めての準決勝に進出し再びフェデラーと対戦。完敗した全豪オープンとは異なり、6-3, 6-7, 6-2, 1-6, 4-6のフルセットの激戦にて敗れる。王者フェデラーとの実力差は接近しており、次回を期待される一戦となった。 8月のレッグ・メーソン・テニス・クラシック大会で優勝し、この大会2連覇を達成。続くカナダ・マスターズ大会ではマスターズの大会で初めて決勝に進出するが、アンディ・マリーに7-6, 6-7, 1-6でフルセットで敗退した。この時の疲労が大きかったため、続くシンシナティ・マスターズは欠場した。その後に開催された 全米オープンでは順調に勝ち進み、準決勝でラファエル・ナダルを6-2, 6-2, 6-2で下し、グランドスラム大会で初めての決勝に進出する。決勝戦の対戦相手は全米オープン6連覇を狙うフェデラーであった。試合はフルセットに及び、3-6, 7-6(5), 4-6, 7-6(4), 6-2のスコアで、それまで6連敗していたフェデラーに対して初勝利し優勝を手にした。デルポトロは同じグランドスラムの大会でフェデラーとナダルの両方に勝利した最初の選手となり、20歳11か月での優勝は史上5番目に若く、アルゼンチン男子選手としては1977年のギリェルモ・ビラス以来32年ぶりの全米優勝者となった。 また、前年に続き出場した ATPワールドツアー・ファイナルでは、ラウンドロビンを突破し、準決勝でロビン・セーデリングを6–7(1), 6–3, 7–6(3)で下し決勝に進出。決勝戦ではニコライ・ダビデンコに3–6, 4–6で敗れ準優勝となった。 2009年は、2005年以降4年に渡って時代を代表してきたフェデラー/ナダル2強に対して、次世代No.1を目指す若手選手達(2008年全豪オープン優勝 ジョコビッチ、2009年全仏オープン準優勝 セーデリング、2009年全米オープン優勝デルポトロ、2009年最終戦優勝 ダビデンコ、2008年全米オープン準優勝マリー)が台頭、競り始めた年であるが、当時デルポトロは、この若手の中で最も実績をあげ、 ジョコビッチ/マリー以上に期待された年となった。
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