177型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/04 14:33 UTC 版)
イギリス初の実用スキャニング・ソナーであり、おおむねアメリカのAN/SQS-4に相当する。ただし上記の経緯により、AN/SQS-4が円筒形アレイを採用したのに対して、177型では、送受波器を10個ずつ12列に配したプレーナアレイ(平面型アレイ)とされている。 使用する周波数はAN/SQS-4より低周波(AN/SQS-4は8~14 kHz)であったことから、理論上は20,000ヤード (18,000 m)という最大探知距離を発揮することができた。12ノットで航行中の母艦から潜水艦を探知できる距離は、シーステート1〜2で等温の環境であれば18,000ヤード (16,000 m)と期待されていたが、シーステート2〜3で海水温が非理想的な状況では8,000ヤード (7,300 m)まで低下し、シーステート4〜5かつ海面付近の目標に対してはわずか3,000ヤード (2,700 m)程度と見積もられていた。 搭載艦 デアリング級駆逐艦 カウンティ級駆逐艦(184型に後日換装) ホイットビィ級フリゲート(174型より換装) ロスシー級フリゲート(174型より換装) リアンダー級フリゲート(184型に後日換装) 81型フリゲート
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