1.x系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/03 14:09 UTC 版)
コンセプトは「QCDFの向上」(QCDF : Quality = 品質, Cost = コスト, Delivery = 納期, Flexibility = 柔軟性) エンタープライズ分野のビジネス・アプリケーションの開発プロジェクトを主要なターゲットにしている。 以下の要素から構成されている。プロジェクト・テンプレート フレームワーク(フルスタック、標準化フレーム) ツール(開発支援ツール、自動生成ツール) 部品(クラスライブラリ) ドキュメント類(利用ガイド、チュートリアル) 中核となるフレームワーク部分の構成は、一般的な「ビジネス・アプリケーションの論理 3 階層構成」に加え、 それぞれの階層が「ベースクラス1」、「ベースクラス2」、「サブクラス」からなる3つのクラス継承階層から構成される。この「ベースクラス2」をカスタマイズ可能レイヤとして、プロジェクトや企業毎にカスタマイズが可能な構造となっているのが特徴である。 「ベースクラス1」はフレームワークの本体である(制御の反転により「ベースクラス2」、「サブクラス」の処理を呼び出す)。 また、「サブクラス」は業務処理を実装するレイヤとなっている。 ランタイム、には、ASP.NET、ADO.NETなどのデファクト・スタンダードなフレームワークを使用しており、Open棟梁プロジェクトは、エンタープライズ分野のビジネス・アプリケーション開発に必要なレイヤに注力している。 プロジェクトへは、プロジェクト毎のアーキテクチャを反映させたプロジェクト・テンプレートを使用して導入される。このため大規模なプロジェクトだけでなく、小規模なプロジェクトにも適用することが可能になっている。 「ベースクラス1」、「ベースクラス2」をプロジェクト・テンプレートで固めて頒布することにより、大規模プロジェクトにおけるクロスベンダ開発やオフショア開発で真価を発揮する。
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