ケド【KEDO】
読み方:けど
《Korean Peninsula Energy Development Organization》朝鮮半島エネルギー開発機構。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の原子力発電を軍事転用がしにくい軽水炉へと転換させ、その間の代替エネルギー供給を行うために、1995年に米・韓・日を中心に設立された国際組織。その後、北朝鮮の核兵器開発疑惑が浮上したことにより、2006年にプロジェクト終了。ケドー。
ケドー【KEDO】
読み方:けどー
KEDO(けどー)(The Korean Peninsula Energy Development Organization)
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核兵器開発を阻止するため、アメリカの主導で日本と韓国が設立協定に調印して1995年に発足した。本部の所在地はニューヨーク。
原子力発電所(原発)のうち、黒鉛減速炉は核兵器の開発に転用されやすい。KEDOは、北朝鮮に黒鉛減速炉の建設凍結と解体を求める代わりに、軍事利用に転用しにくい軽水炉の建設を進め、その完成までの間は重油などの代替エネルギーを提供している。
当初、2003年までに軽水炉が完成する予定だったが、今年8月に本格的な工事がようやく始まったばかりと、計画はずれ込んでいる。
今回、北朝鮮の新たな核開発が明らかになったことで、米朝両国は1994年に結ばれた核開発に関する基本合意(枠組み合意)が無効になったことを確認し、KEDOの土台が揺らぐ事態に至った。日本政府は、KEDOへの資金提供の見直しを検討している。
(2002.10.18更新)
KEDO
朝鮮半島エネルギー開発機構(Korean Peninsula Energy Development Organization :KEDO)
朝鮮半島エネルギー開発機構
(KEDO から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/20 07:44 UTC 版)
朝鮮半島エネルギー開発機構(ちょうせんはんとうエネルギーかいはつきこう、英語: Korean Peninsula Energy Development Organization, KEDO)は、米朝枠組み合意に基づいて、北朝鮮に核拡散の恐れの低い軽水炉2基と完成までの期間の重油燃料を、日本と韓国の費用負担により無償で提供することによって、北朝鮮が保有する黒鉛減速型炉と核兵器開発計画を放棄させることを目的として設立された組織である。
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