鹹水製造所と貯水槽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/25 14:45 UTC 版)
「アル=ケ=スナンの王立製塩所」の記事における「鹹水製造所と貯水槽」の解説
鹹水製造所 (bâtiment de graduation) は1920年に壊された。建設当時は塩水を蒸発させて塩を集めるための建物だった。当時は木製の大きな骨組みで、全長は 496 m 、高さは 7 m で、風が通るようになっていた。5mの高さのところに中空のパイプがあり、運ばれてきた塩水が流れ込むようになっていた。蒸発の時には風通しの良さがそれを後押しした。塩水は軽く傾斜をつけた溝付きのもみの厚板の上を流れて集められるようになっており、鹹水の濃度を高めるために、この作業が何度も繰り返された。その上で、鹹水は深さ 5 m 、容積 20万 L の水槽に集められた。この水槽は2000 m3 のカバーで覆われ、監視所が併設されていた。
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