鯨供養塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 01:49 UTC 版)
愛媛県伊予市湊町の湊神社にある。捕獲の一周忌に祈念され「克鯨一字一石塔」という銘の石塔が1910年(明治43年)3月に建立された。「明治42年に郡中沖に一頭の鯨が棲み付いたが、当初は湊町の漁民は捕鯨の技術が無かったので訝しく(いぶかしく)思うだけであった。居座る鯨に湊町の漁民は意を決し捕鯨に乗り出すが失敗に終わってしまう。下関市の馬開捕鯨会社に協力を求め同年3月に2度目の捕鯨が試みられる。法螺貝の合図と共に出航し50人の銛打ちと砲手が鯨を仕留め、牛2頭と数百人の力で曳揚られ恵美須の浜(現在の恵美須組地区の付近)はとても賑った」という話が伝承されている。また伝承によれば抹香鯨となっているが石塔の銘は克鯨となっている。
※この「鯨供養塔」の解説は、「捕鯨文化」の解説の一部です。
「鯨供養塔」を含む「捕鯨文化」の記事については、「捕鯨文化」の概要を参照ください。
- 鯨供養塔のページへのリンク