高速アナログ回路でのラッチ回路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/09 05:24 UTC 版)
「ラッチ回路」の記事における「高速アナログ回路でのラッチ回路」の解説
「ラッチ回路内部にあるクロスカップル部分の2つの信号線間に、微小な電位差があると、時間の経過とともにその電位差が開いていく」という特徴を利用して、コンパレータを高速化するために、ラッチ回路がしばしば用いられる。 コンパレータとしてラッチを使用する場合、前段へのキックバックノイズの影響を考慮しておく必要がある。 ラッチ回路は高速なADコンバータなどに応用される。ADコンバータでは、コンパレータの速度がサンプリング周期を決定する重要な要因であり、Flash ADCなど複数のコンパレータが必要な場合に、回路面積の削減と高速化のためにラッチ回路を利用できる。 差動型のDラッチは、分周回路を構成するために用いられる。ダイナミック・ラッチ・コンパレータやトラック・アンド・ラッチ・コンパレータは差動型Dラッチとみなせる。
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