高水準言語との連携
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 10:21 UTC 版)
「アセンブリ言語」の記事における「高水準言語との連携」の解説
高水準言語の処理系の呼出規約(言語処理系ではなくOSやハードウェアベンダ側で共通化している場合もある)に従うことで、高水準言語と相互にコードを呼び出すことができる。後述のインラインアセンブラなどにより同一のモジュールに埋め込むこともできれば、別モジュールとしてリンケージエディタでリンクすることもある。 多くのコンパイラは、機械語を直接生成するのではなく、アセンブリ言語のコードを生成し、それをアセンブラに通している。人間によるデバッグや最適化などに便利である(機械による最適化には、内部表現を使ったほうが便利なので、あまり意味がない)。その意味ではアセンブリ言語は、目に見えない形ではあるが最も利用頻度の高いプログラミング言語といえるという主張もあるが、その意味では機械語が絶対的に最も利用頻度の高いプログラミング言語である。 インラインアセンブラのある言語ないし処理系では、ソース中にアセンブリ言語による記述を含めることができる。例えばLinuxカーネルではその利用が多い。アセンブリ言語と同様の利点が得られるかわりに、やはりアセンブリ言語と同様にプログラミング言語を使う利点(移植性など)が失われる。
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