高度計規正値
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高度計規正値 (こうどけいきせいち、英語: altimeter setting)とは、気圧高度計の設定値で、高度ゼロに対応する気圧である。気圧高度計で国際標準大気によって気圧を高さに読み替えたものを 気圧高度(きあつこうど、英語: pressure altitude)と呼ぶが、実際の気圧と高度の関係は気象条件によって変動するため、正確な高度を得るためには補正(規正)が必要となる。
- 1 高度計規正値とは
- 2 高度計規正値の概要
- 3 日本での高度計規正の要領
高度計規正値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 15:23 UTC 版)
高度計規正値QNHが放送される。QNHとは、その地点の気圧を用いて気圧高度計の誤差を修正するためのもので、地上にいる航空機の気圧高度計を滑走路の標高となるよう合わせる為に使用する気圧値。日本では一般に水銀柱インチ[inHg](水銀柱の高さ)で報じられるが、成田と関西では、ヘクトパスカル[hPa]と[inHg]の両方で放送される。[hPa]のみで放送している国も多い。 ヘクトパスカルは、振動式気圧計によっている。インチは、フォルタン型水銀気圧計によっている。 インチ表示のQNHの計算例: QNH 2913 = 29.13 inHg = 739.9mmHg = 986.45HPa inHg表示の値 × 0.3386 = HPa表示の値 ロシアや中国等、QFEを採用している国や地域ではQFEも放送される。QFEを採用していない国でもQFE運航を行う航空機のためにQFEを報じる場合がある。 (QNH、QFEについて詳しくは「高度計規正値」の項を参照のこと)
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