首相の役割と権力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 17:59 UTC 版)
インドの首相はインド政府の機能を統率して、権力を行使する。インドの大統領は、適性を考慮して、中央政府あるいは連邦閣僚会議として知られるインド政府(国の政府)を設立するために、下院の多数派を率いる人物を首相に任命する。実際に、首相は連邦閣僚会議の大臣を大統領に推薦する。首相と大統領はまたいわゆる内閣として知られる、核となるべき大臣のグループを決める。その大臣がインド政府の重要な役割と省庁を担うことになる。 首相は責任持って、大統領が「the Government of India (Allocation of Business) Rules, 1961」に基づいて、多くの省庁と事務局に政府の職務を割り当てるのを助ける。これを調整する役割は、大抵、内閣官房(英語版)が担うものである。政府の職務を他の省庁に割り振る一方で、割り振られないそれ以外の職務を首相自ら担うことになる。 首相は内閣の助言の下で予定を組んで議会に出席し、議員の質問に答弁する。これは、首相の立場で職務を執行することが求められているからである。 以外に示す、いくつかの特別な省庁、機関は他の大臣ではなく首相自らが長として担当する。 人事・公的苦情・年金省(英語版)(人事・公的苦情・年金大臣(英語版)) 内閣官房(英語版) 内閣指名委員会(英語版) 内閣国防委員会(英語版) 内閣経済問題委員会(英語版) NITI Aayog(英語版) 原子力局(英語版) 宇宙局(英語版) 核司令部(英語版) 首相は、多くの代表団、首脳会談や政府の長の出席が求められる国際会議で国を代表し、国民に対して国やその他の重要事項について演説する。 憲法第78条により、連邦閣僚会議と大統領は首相を通して公的にやり取りする。それ以外では、憲法により、閣僚会議の外では大臣の一人としか認識されない。
※この「首相の役割と権力」の解説は、「インドの首相」の解説の一部です。
「首相の役割と権力」を含む「インドの首相」の記事については、「インドの首相」の概要を参照ください。
- 首相の役割と権力のページへのリンク