食文化と町おこし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 01:33 UTC 版)
詳細は「梶賀のあぶり」を参照 梶賀のあぶりは、地元で水揚げした10㎝程度の小魚をサクラの木などを燃やして発生させた煙でいぶした食品である。周辺の町も漁村であるが、あぶりは梶賀町でのみ生産される。大正時代には既に存在したとされる。元は保存食として地域住民の自給用に生産されてきたが、2000年代頃より町外から注文が入るようになり、2009年(平成21年)のハラソ祭りでの試験販売の成功を契機として、梶賀婦人会を母体とする梶賀まちおこしの会によって商品化が進められた。2016年(平成28年)より地域おこし協力隊の協力を得ながら販路拡大やパッケージ刷新などを実現し、2017年(平成29年)には梶賀町のあぶりの販売や網元ノ家を運営する株式会社梶賀コーポレーションが設立された。 梶賀町には梶賀のあぶりのほかに、ご飯の上に焼いた餅を乗せ、お茶をかけたお茶漬けである「餅茶」と呼ばれる郷土料理がある。餅茶は漁師飯であり、腹持ちが良いことから好まれるという。網元ノ家では、予約制で梶賀のあぶりや餅茶を食べることができる。
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