顎口動物とは? わかりやすく解説

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顎口動物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 06:46 UTC 版)

顎口動物(がくこうどうぶつ)は、顎口動物門(Gnathostomulida)に属する動物の総称。体長0.2-3.5 mm[3]、円筒状の体は頭部と胴部に区分される。頭部にある口にはクチクラ性の固い顎を持つことが特徴である。この顎で砂の表面の細菌藻類をこそげ落として摂食する。海洋や汽水域の砂中に生息し、自由生活を送る間隙生物である[3]。非常に生息密度が高い場合も多く、1リットルの砂から6000匹以上が見つかることもある。


  1. ^ a b Ax, P. (1956). “Die Gnathostomulida, eine rätselhafte Wurmgruppe aus dem Meeressand”. Abhandl. Akad. Wiss. U. Lit. Mainz, Math. - Naturwiss. 8: 1–32. 
  2. ^ a b c d e f 田近謙一「顎形動物門」、白山義久 編『バイオディバーシティ・シリーズ 5 無脊椎動物の多様性と系統』岩槻邦男・馬渡峻輔 監修、2000年、裳華房、125–127頁。
  3. ^ a b c d e f 藤田敏彦 著『新・生命科学シリーズ 動物の系統分類と進化』裳華房、2010年4月25日、127頁。ISBN 9784785358426 
  4. ^ 角井敬知「動物界の分類群・系統――いまだに解けない古い関係」、日本動物学会 編『動物学の百科事典』、丸善出版、2018年、54-57頁。
  5. ^ 柁原宏「腹毛動物・扁形動物・顎口動物・微顎動物・輪形動物・紐形動物――人目に触れないマイナー分類群」、日本動物学会 編『動物学の百科事典』、丸善出版、2018年、62-63頁。
  6. ^ 小林元樹「環形動物門の高次系統に関する概説」『Edaphologia』第109巻、日本土壌動物学会、2021年、9-17頁。
  7. ^ 『岩波生物学辞典第4版』


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