顎口虫症とは? わかりやすく解説

顎口虫症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/19 03:54 UTC 版)

顎口虫症(がくこうちゅうしょう、英:Gnathostomiasis)はヒト顎口虫幼虫が寄生したライギョソウギョなどの中間宿主を生食することにより感染する疾病。顎口虫は本来終宿主であるイヌネコブタなどの哺乳動物壁などで成虫となるが、人の体内においては成虫になることができず、幼虫のまま皮下を移動し続け移動性の浮腫などの症状を引き起こす。まれに腸管出血、腸閉塞、血管中を移動し心筋梗塞などが報告される。


  1. ^ 小山田隆, 江坂幸敏, 工藤上 ほか、「北日本における人の日本顎口虫感染源としての淡水魚の調査」『日本獣医師会雑誌』 1996年 49巻 8号 p.574-578 , doi:10.12935/jvma1951.49.574, 日本獣医師会
  2. ^ 磯部親則、「熊本県にすむカムルチイに寄生する顎口中の調査成績」『医療』 1963年 17巻 7号 p.441-444, doi:10.11261/iryo1946.17.441, 国立医療学会
  3. ^ 宮原成樹 ほか、マムシ生食後の腹腔内出血で発症したドロレス顎口虫症の一例」『日本消化器外科学会雑誌』 1993年 Vol.26, No.6 p.1847, NAID 110001349674
  4. ^ 平成22年度食品安全確保総合調査「食品により媒介される感染症等に関する文献調査報告書」より抜粋 (株式会社 東レリサーチセンター作成) 内閣府食品安全委員会
  5. ^ 食品により媒介される感染症等に関する文献調査 内閣府食品安全委員会


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