頭部保護装置の進展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 00:42 UTC 版)
「フォーミュラカー」の記事における「頭部保護装置の進展」の解説
1994年のF1で相次いだ重大事故(世界GP第3戦・サンマリノGPにおけるアイルトン・セナの死はその最たる件として知られる)を受け、1996年にコックピット横側のサイドプロテクターの設置を義務付けるようになった(ザウバーは1994年モナコグランプリでのカール・ベンドリンガーが一時重体となった大事故をきっかけに、いち早く自主的に採用していた)。 更に2009年にフェリペ・マッサが脱落した前方のマシンのパーツの直撃を受けて頭蓋骨折などの重傷を負う事故が発生したのをきっかけに、頭部保護デバイスの導入の機運が高まる。検討の結果、コックピット上部に3本の柱で構成の「Halo(ヘイロー)」と呼ばれるデバイスの導入を決定した。英語で”後光のような丸い光の輪”の意味合いである。当初は2017年からの導入を予定していたが、「マシンの美観を損なう」などの反対を受けて1年繰り下げの2018年から正式導入となった。
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