領有の主張と実効支配
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:28 UTC 版)
日本とフランスはそれぞれ、占領を終えてからは領有を主張していない。 中華人民共和国は、南シナ海の大部分を含む「九段線」(または「U字線」「牛舌線」ともいう)を引いて、これら全ての島々を海南省の一部だと主張している。中華人民共和国はこれらの島々の領有を強く主張している。 一方でベトナムは1973年に南沙諸島全域をフォクトイ省(当時はカインホア省)に属すると主張している。現在ベトナムは29の、中華人民共和国は8~9個の島と岩礁を実効支配している。 中華人民共和国とベトナムに加え、中華民国(台湾)、マレーシア、フィリピンがいくつかの島々を要求し、占領している。中華民国は南沙諸島全ての領有を主張しているが、実効支配しているのは太平島一つだけである。マレーシアは大陸棚の3つの島々を占領している。フィリピンは南沙諸島の殆どをカラヤーン群島と呼び、パラワン州の郡であると主張しているが、8つの島しか占領していない。 ブルネイとインドネシアは島ではなく海の領有を主張している。(南シナ海を参照の事)
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