非特異的アレルゲン免疫療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 09:51 UTC 版)
「アレルゲン免疫療法」の記事における「非特異的アレルゲン免疫療法」の解説
最大の利点は、皮下投与による重篤な副作用のリスク回避が期待される点である。 日本ではヒスタミン加人免疫グロブリン(ヒスタグロビン)やワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液(ノイロトロピン)が医薬品として承認されており、これらを数回にわたって皮下投与する、抗原特異的ではないアレルゲン免疫療法もある[要出典]が、一部の医療機関を除き近年はあまり実施されない(これらをアレルゲン免疫療法に含めないこともある)。アレルゲンが特定できない場合に行われたり、特異的減感作の効果をあげるために並行して行われることもある。アレルギー疾患患者の尿から採取した抗アレルギー物質であるMSアンチゲンも使われてきたが、現在は製造を終了している。また、結核菌抗原であるBCGを非特異的減感作療法に適応した早期臨床試験(小規模臨床試験)では初回投与からIgEが1⁄3に低下する成績も見られた。
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