電気的特長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:20 UTC 版)
1973年導入の4号形加入者保安器は、炭素避雷器とヒューズを組み合わせたものであった。その後1983年に導入された5号型加入者保安器では、3極避雷管と感熱ブレーカを組み合わせたものとなった。 現在の6号形保安器は、下記のものが使用されている。 6P(6号形保安ユニット) PTCサーミスタとアレスタ(3極避雷管)を組み合わせた保護回路になっている。 6PT(6号形遠隔切分け機能付保安ユニット) 6Pに局設備からの信号により切分け試験を行える回路を追加したもの。このうち、旧仕様では、加入電話にADSL信号を重畳した際、電話着信時にADSLリンクが切断される現象が発生したため、現在は新仕様の改良品が出荷されている。 6PS(6号形信号線用保安ユニット(別棟用)) アレスタのみを内蔵。加入者線を離れ建物まで延長した際、離れ側に設置する。 そのほか、東京通信機工業(株)が、MT20保安器という小型保安器を開発しており、8回線・10回線対応のものを発売している。
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