電子ごみ
別名:電子ゴミ,電子廃棄物,電子スクラップ,使用済み電気電子機器,廃電気電子機器,電気電子機器廃棄物
【英】E-Waste, Electronic waste
電子ごみとして扱われる主な品目として、PC、ディスプレイ、携帯電話、テレビ、冷蔵庫、照明器具などを挙げることができる。電子ごみの多くは、金銀などの貴金属や希少金属(レアメタル)を含み、同時に鉛や水銀といった有害物質も含む。貴金属に都市鉱山としての価値が期待される一方で、投棄や不適切な処理によって有害物質が放出され、環境汚染の進む一因となることが懸念されている。
電子ごみの一部は貴金属の回収を目的とする海外に引き取られることがある。ただし往々にして、貴金属回収作業が済んだ後の電子ごみは野辺で焼却するなどのおざなりな方法で始末されることが多く、環境汚染に拍車をかけているとも指摘されている。
2003年にEU(欧州連合)は電子ごみを対象として廃棄物の分別収集および再利用を義務付ける「WEEE」(WEEE指令)を制定した。日本では「家電リサイクル法」により電子ごみの回収、リサイクルについて規定されているが、該当品目はWEEE指令に比べると少ない。
携帯電話などの電子機器は2000年代から中国などでも普及が進んでおり、それらが廃棄物となる2010年代後半以降には、膨大な量の電子ごみが発生するだろうと言われている。
電気電子機器廃棄物
(電子ゴミ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 16:47 UTC 版)
電気電子機器廃棄物(でんきでんしききはいきぶつ)または電子廃棄物、電子ごみ[1]、電子ゴミ[2]、廃電気・電子製品(はいでんきでんしせいひん)は、電気製品・電子機器の廃棄物(ごみ)[2]。英語でE-waste(Electronic waste、eウエースト)[2]あるいはWEEE(Waste Electrical and Electronic Equipment)とも呼ばれる。
- ^ a b c 【ドキュメント日本】電子ごみ 闇ルート遮断/積み上がる廃家電 東南アなど輸入規制強化『日本経済新聞』朝刊2021年3月1日(社会面)2021年3月3日閲覧
- ^ a b c d e 画家・長坂真護「電子ゴミの山 アートで宝に」『日本経済新聞』朝刊2020年6月7日(ゲームチェンジャー面)2020年6月20日閲覧
- ^ a b 「廃棄量、世界で年5000万トン」『日本経済新聞』朝刊2020年6月7日(ゲームチェンジャー面)2020年6月20日閲覧
- ^ 「電子ごみ」92トン輸出を計画 虚偽申告容疑で5人逮捕 大阪府警 毎日新聞 2022年10月18日
- 1 電気電子機器廃棄物とは
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