新語時事用語辞典 |
都市鉱山
読み方:としこうざん
英語:urban mine
レアメタルが使用されている家電製品の廃棄物を大量に保有している都市部を希少金属(レアメタル)の鉱山に見立てた呼び名。産業に必要となる鉱物の自給を実現できる概念として注目されている。
携帯電話やPCなどの電子機器をはじめとする家電製品の多くには、希少とされるレアメタル、ならびにレアアースが使用されている。放置されている家電廃棄物からレアメタルを効率的に取り出して再利用できれば、スクラップの山は現在のハイテク産業に必要な資源の供給源へと変えることができる。
経済産業省では、2009年使用後も回収されず家庭にしまわれたままになっている携帯電話端末の回収を促進する「たんすケータイあつめタイ\(^o^)/」プロジェクトを実施、端末の回収を促すと共にレアメタルリサイクルに関する啓発を行っている。携帯電話には、ネオジウムやパラジウム、またバッテリーとしてニッケルやコバルトなどが使用されている。金や銀などの貴金属も使用されている。
都市鉱山の概念は1980年代に提唱されたものである。その後、日本が主力産業でもあるハイテク産業において必要なレアメタルの調達を輸入に依存している状況や、中国のレアアース輸出規制に象徴される今後の安定供給に対する危惧などを背景とし、改めて事業の推進が強化されつつある。
関連サイト:
都市鉱山開発機構
レアメタルリサイクル最前線2009 - 国際レアメタル&リサイクル研究会
英語:urban mine
レアメタルが使用されている家電製品の廃棄物を大量に保有している都市部を希少金属(レアメタル)の鉱山に見立てた呼び名。産業に必要となる鉱物の自給を実現できる概念として注目されている。
携帯電話やPCなどの電子機器をはじめとする家電製品の多くには、希少とされるレアメタル、ならびにレアアースが使用されている。放置されている家電廃棄物からレアメタルを効率的に取り出して再利用できれば、スクラップの山は現在のハイテク産業に必要な資源の供給源へと変えることができる。
経済産業省では、2009年使用後も回収されず家庭にしまわれたままになっている携帯電話端末の回収を促進する「たんすケータイあつめタイ\(^o^)/」プロジェクトを実施、端末の回収を促すと共にレアメタルリサイクルに関する啓発を行っている。携帯電話には、ネオジウムやパラジウム、またバッテリーとしてニッケルやコバルトなどが使用されている。金や銀などの貴金属も使用されている。
都市鉱山の概念は1980年代に提唱されたものである。その後、日本が主力産業でもあるハイテク産業において必要なレアメタルの調達を輸入に依存している状況や、中国のレアアース輸出規制に象徴される今後の安定供給に対する危惧などを背景とし、改めて事業の推進が強化されつつある。
関連サイト:
都市鉱山開発機構
レアメタルリサイクル最前線2009 - 国際レアメタル&リサイクル研究会
産業・環境キーワード |
都市鉱山
「都市鉱山」と言っても、本当に都心の真ん中に鉱山があるわけではありません。パソコンや携帯電話、自動車などの廃棄物の山を「鉱山」に見立てています。これらの機器にはリチウムやコバルト、インジウム、タングステン、プラチナなどのレアメタル(希少金属)が含まれています。機器の性能向上や小型化に欠かせない金属で、それだけに近年は価格が高騰しています。しかもこれらの資源の産出は少数の国に偏っており、日本にとって安定確保が課題となっています。
そんな中、着目したのが使用済み機器の山。そこには本物の鉱山と同様、レアメタルが眠っています。これを効率的に回収し、リサイクルできれば海外に資源を頼らずに済むというわけです。経済産業省と環境省は、使用済み小型家電のレアメタルの回収や処理方法の研究会を08年12月2日に設置しました。通信事業を所管する総務省も、携帯電話端末のリサイクル促進に向けた研究会を11月に創設しています。
自治体や民間企業でもレアメタルの回収・リサイクルの実験や研究が進んでいます。東京都は11月末までの2カ月間、都庁舎や地下鉄構内など都内20カ所に携帯電話端末の回収箱を設置し、回収実験を行いました。住友金属工業は大阪大学などと共同で、09年2月から鉄スクラップからレアメタルを取り出す実証実験に入る予定です。一方、三菱マテリアルはすでに東京湾岸(江東区青海)に家電製品や携帯電話端末などのスクラップを回収する施設を設置しています。またDOWAホールディングスはタイやシンガポールなど海外で回収した携帯電話端末などを回収し日本に持ち込むなど、具体的に動き出している取り組みもあります。
資源小国の日本だけに、こうした取り組みはより重要といえます。
(掲載日:2008/12/22)
ウィキペディア |
都市鉱山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/09 12:40 UTC 版)
都市鉱山(としこうざん、英語:urban mine)とは、都市でゴミとして大量に廃棄される家電製品などの中に存在する有用な資源(レアメタルなど)を鉱山に見立てたものである。そこから資源を再生し、有効活用しようというリサイクルの一環となる。地上資源の一つでもある。
- ^ 南條道夫「都市鉱山開発――包括的資源観によるリサイクルシステムの位置付け」『東北大學選鑛製錬研究所彙報』第43巻、第2号、1988年、239-251頁。
- ^ 「「都市鉱山」を活用する発送と技術:携帯電話やパソコンを資源化するには」『NIMS NOW』第8巻、第5号、2008年5月、2-5頁-PDFファイル、2009年11月2日アクセス。
- ^ 白鳥 寿一, 中村 崇「人工鉱床構想 -Reserve to Stock の考え方とその運用に関する提案-」『資源と素材』第122巻、2006年、325-329頁-PDFファイル、2009年11月2日アクセス。
- ^ わが国の都市鉱山は世界有数の資源国に匹敵
- ^ 『ANNスーパーJチャンネル』、2011年12月2日愛媛朝日テレビ放映分
- ^ 経産省が使用済み携帯電話の回収キャンペーンを実施--全国量販店など1800店で 2009年11月12日 CNET Japan
[続きの解説]
「都市鉱山」の続きの解説一覧
- 1 都市鉱山とは
- 2 都市鉱山の概要
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