降雨減衰

デジタル大辞泉

こうう‐げんすい〔カウウ‐〕【降雨減衰】

読み方：こううげんすい

《rain attenuation》降雨によって電波が減衰する現象。雷雨や集中豪雨の際、雨粒の大きさが電波の波長程度になると、テレビ映像の受信障害が生じる場合がある。これを回避するため降雨対応放送に切り替えられることがある。

IT用語辞典バイナリ

降雨減衰

読み方：こううげんすい
【英】Rain Attenuation

降雨減衰とは、雨や雨雲のために通信電波が減衰して（微弱になって）しまう現象のことである。

降雨減衰は、雨つぶの直径が電波の波長と重なるために拡散されてしまうために発生する。電波の周波数が高いほど降雨減衰の影響は顕著となり、特に10GHz以上の電波を用いている場合に大きな影響を受ける。

無線通信のほかの用語一覧

電波：	回折  回折格子  キャリア波  降雨減衰  クラッタ  ミリ波  NEXT

>>電波カテゴリの他の用語

ウィキペディア

降雨対応放送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/05/25 22:17 UTC 版)

降雨対応放送（こううたいおうほうそう）とは放送衛星が雨天などで受信が困難な場合、一時的に画像・音声の質を下げて受信できない状態を予防するための方法とされている仕組みである。