閲微草堂筆記
閲微草堂筆記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/25 09:33 UTC 版)
『閲微草堂筆記』(えつびそうどうひっき)は、中国・清の紀昀[1]が著した文言小説集[2]である。
- ^ 『清史稿』清史稿 卷三百二十 列傳一百七 紀昀の条。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:清史稿/卷320。
- ^ 文言小説とは、中国の古典的文章語である「文言(漢文)」によって著された(短編)小説を指す。この種の小説は魏晋南北朝期の「志怪」、唐代の「伝奇」として隆盛を極めたが、宋代以後は口語的文章語である「白話」による(おおむね長編の)小説(白話小説)が盛んになったため、一部の例外を除き衰退に向かった。このため、中国小説史においてさほど大きな比重を占めてはいなかったこの分野の小説に対し、訳者が仮に付けた総称である。『中国古典文学大系 42 閲微草堂筆記(抄) 子不語(抄) 他』平凡社 。前野直彬解説 p.503 。
- ^ 総纂官であった紀昀によれば、「著書」とは、明確な定義と重い意味を持っており、国家が公式に保存し万世に伝えるべき責任を負うもので、当然それにふさわしいメリットと体例(一定の格式)をそなえたものであった。
- ^ 中国古典文学大系 42 p.505-506 。
- ^ 中国の下級役人。
- ^ 「閲微草堂」は2003年に北京市文物に指定された「紀暁嵐故居」(中国語版)にある紀昀の旧書斎名。
- ^ 中国古典文学大系 42 p.510-511 。
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