長崎市長射殺事件
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長崎市長射殺事件(ながさきしちょうしゃさつじけん)は、2007年(平成19年)4月17日に当時長崎市長の伊藤一長がJR九州長崎駅近くの歩道で山口組系暴力団幹部の男に銃撃され、死亡した事件[1]。
注釈
- ^ 横尾は長崎県出身ではなく、大阪府東大阪市出身である。
- ^ Xに殺人前科はないが、暴力団抗争における殺人未遂の前科はある。一審判決文参照。
- ^ 日本において死刑判断の一つの基準とされている「永山基準」においては、1名だけを殺害した殺人犯に対しては死刑を回避する傾向があるとされている。永山基準も参照。なお、古い判例であるが現職の首相に対する原敬暗殺事件の犯人中岡艮一は死刑求刑に対し無期懲役が確定しているが、こちらは恩赦で比較的早く出獄しており、軽微な措置となっている。また、明治まで遡って元職の首相なども含めると、伊藤博文暗殺事件の犯人安重根は死刑判決が確定し、執行されている。政治家に対する事件は、量刑に政治的背景が強く影響するため単純には比較しにくい。
出典
- ^ 「撃たれた長崎市長死亡」『朝日新聞』、2007年4月18日、夕刊、1面。
- ^ 長崎新聞社報道部『断て!暴力 検証・長崎市長射殺事件』長崎新聞社、2008年8月1日、12-13頁。
- ^ 「長崎市長 撃たれ重体」『朝日新聞』、2007年4月18日、朝刊、1面。
- ^ 県警に事前通報、電話受けた刑事を調査 長崎市長銃撃 朝日新聞 2007年06月27日
- ^ “首相「真相究明望む」 長崎市長銃撃”. 朝日新聞. (2007年4月17日) 2016年4月27日閲覧。
- ^ a b “「不謹慎だが感じた」防衛相、重ねて選挙制度の問題言及”. 朝日新聞. (2007年4月18日) 2010年10月26日閲覧。
- ^ “期限付き補充立候補、選挙直前できず…公選法の不備が浮上”. YOMIURI ONLINE (読売新聞). (2007年4月18日) 2016年4月27日閲覧。
- ^ “久間防衛相、長崎市長銃撃事件で失言 - 東京”. AFPBB News. フランス通信社. (2007年4月19日) 2016年4月27日閲覧。
- ^ “長崎市長射殺「深くお悔やみを」 国連事務総長が声明”. 朝日新聞. (2007年4月19日) 2016年4月27日閲覧。
- ^ a b “「こんな仕打ち受けるとは」 長崎市長選 妻の「捨てゼリフ」”. J-CAST ニュース (2007年4月23日). 2021年2月13日閲覧。
- ^ “長崎市長射殺 故伊藤氏を公務災害認定 補償基金 「市長の職務逆恨み」”. 西日本新聞. (2008年6月20日)
- ^ “長崎市長射殺に死刑 「民主主義揺るがす」 計画性、殺意を認定 長崎地裁判決”. 西日本新聞. (2008年5月26日)
- ^ “長崎市長射殺2審、死刑破棄し無期懲役判決”. 読売新聞. (2009年9月29日)
- ^ “二審は無期=死刑破棄、「選挙妨害目的」認めず-長崎市長射殺・福岡高裁”. 時事通信. (2009年9月29日)
- ^ “前長崎市長射殺・無期判決に不服、福岡高検が上告”. 読売新聞. (2009年10月9日)
- ^ “長崎市長射殺の確定囚死去”. 産経新聞. (2020年1月23日) 2020年1月23日閲覧。
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