鉄道のループ線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 14:56 UTC 版)
鉄道は急勾配に弱く、山間部に鉄道を建設する場合には急勾配を避ける必要がある。鉄道の創業期から第二次世界大戦後まもなくまでは、ループ線はスイッチバックと並んで勾配緩和として有効な方法として採用された。第二次世界大戦後の急速な土木技術の発達により、山間部における橋梁、高架橋、長大トンネルの建設が可能となった。例えば、上越線では単線のループ線区間を複線化した際、新線はループ線を採用せず長距離トンネルでループ線の地下深くを直進している。ただ、北陸本線のように、旅客列車より勾配制限のきつい貨物列車を運行する都合で新線側にループ線を採用した事例も存在する。
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