配分方法とは? わかりやすく解説

配分方法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 03:29 UTC 版)

最高平均方式」の記事における「配分方法」の解説

h {\displaystyle h} 議席各政党得票数に応じて分配することを考える。都道府県などへの議席配分考え場合政党都道府県得票数人口置き換えればよい。各政党には 1 , … , s {\displaystyle 1,\dots ,s} と番号をつけ、政党 i {\displaystyle i} の得票数p i {\displaystyle p_{i}} であるとする。 丸め関数 r ( n ) {\displaystyle r(n)} を1つ固定する丸め関数異なると配分結果変化する)。丸め関数次のような性質満たすように選ぶ。 r ( 0 ) < r ( 1 ) < r ( 2 ) < … {\displaystyle r(0)<r(1)<r(2)<\dots } すべての n {\displaystyle n} に対して n ≤ r ( n ) ≤ n + 1 {\displaystyle n\leq r(n)\leq n+1} r ( n ∗ ) = n ∗ + 1 {\displaystyle r(n^{*})=n^{*}+1} となるような n ∗ {\displaystyle n^{*}} があるならば、すべての正の整数 n {\displaystyle n} に対して r ( n )> n {\displaystyle r(n)>n} r ( n ) {\displaystyle r(n)} の選び方によっては、以下のように特別な名前がつくことがあるアダムズ方式: r ( n ) = n {\displaystyle r(n)=n} サン=ラグ方式ウェブスター方式: r ( n ) = n + 0.5 {\displaystyle r(n)=n+0.5} ドント方式ジェファーソン方式: r ( n ) = n + 1 {\displaystyle r(n)=n+1} ヒル方式: r ( n ) = n ( n + 1 ) {\displaystyle r(n)={\sqrt {n(n+1)}}} ディーン方式: r ( n ) = 2 n ( n + 1 ) 2 n + 1 {\displaystyle r(n)={\frac {2n(n+1)}{2n+1}}} 各政党への議席配分 h 1 , … , h s {\displaystyle h_{1},\dots ,h_{s}} を h 1 + ⋯ + h s = h {\displaystyle h_{1}+\dots +h_{s}=h} max iS + r ( h i − 1 ) p imin iS r ( h i ) p i ( S = { 1 , … , s } , S + = { i ∈ S : h i ≥ 1 } ) {\displaystyle \max _{i\in S_{+}}{\frac {r(h_{i}-1)}{p_{i}}}\leq \min _{i\in S}{\frac {r(h_{i})}{p_{i}}}\quad (S=\{1,\dots ,s\},S_{+}=\{i\in S:h_{i}\geq 1\})} が満たされるように定める。得票数完全に一致する政党があるなど、まれな場合除いて議席配分は1通り定まる2番目の条件式は、「丸め関数 r ( n ) {\displaystyle r(n)} によって補正した投票者1人あたりの獲得議席」が平等になるように議席配分するという意味で、配分比例性を表すものである。たとえば r ( n ) = n {\displaystyle r(n)=n} の場合、 r ( h i ) p i = h i p i {\displaystyle {\frac {r(h_{i})}{p_{i}}}={\frac {h_{i}}{p_{i}}}} は各政党における投票者1人あたりの獲得議席そのものであり、仮にいずれか政党獲得議席1つ減ったとするとき、その政党への投票者1人あたりの獲得議席実際選挙結果において投票者1人あたりの獲得議席最小である政党よりもさらに小さくなるということ意味する最高平均方式除数方式は h 1 , … , h s {\displaystyle h_{1},\dots ,h_{s}} を具体的に計算する手順につけられる名称である。

※この「配分方法」の解説は、「最高平均方式」の解説の一部です。
「配分方法」を含む「最高平均方式」の記事については、「最高平均方式」の概要を参照ください。


配分方法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 21:22 UTC 版)

政党交付金」の記事における「配分方法」の解説

議員数割得票数割として、交付金総額2分の1ずつに分けて算定される

※この「配分方法」の解説は、「政党交付金」の解説の一部です。
「配分方法」を含む「政党交付金」の記事については、「政党交付金」の概要を参照ください。


配分方法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 22:44 UTC 版)

ドント方式」の記事における「配分方法」の解説

説明のため政党番号 1 , 2 , … , m {\displaystyle 1,2,\dots ,m} で表し各政党得票数p 1 , p 2 , … , p m {\displaystyle p_{1},p_{2},\dots ,p_{m}} と表記する議席総数を h {\displaystyle h} とする。 次のようにして1議席ずつ議席配分する。 k {\displaystyle k} 議席目を配分する段階政党 i {\displaystyle i} がそれ以前獲得した議席の数を s i ( k ) {\displaystyle s_{i}^{(k)}} とする p i s i ( k ) + 1 {\displaystyle {\frac {p_{i}}{s_{i}^{(k)}+1}}} の値が最も大き政党 i {\displaystyle i} が議席獲得する h {\displaystyle h} 議席目の配分終わった時点での各党の獲得議席最終的な配分とする 1議席ずつ配分するではなく次のように考えても同様である。 各党の得票 p i {\displaystyle p_{i}} を 1 , 2 , 3 , … {\displaystyle 1,2,3,\dots } で割った値を計算し一覧表作る 一覧表から値の大きい順に h {\displaystyle h} 個を見つけ、それをもとに各党への配分決め名簿配分され議席はその名簿個人分配される。その順番は党の内部であらかじめ決められている場合拘束名簿式)と、有権者の投票影響を及ぼす場合非拘束名簿式)に分かれる

※この「配分方法」の解説は、「ドント方式」の解説の一部です。
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