選手の謝罪と説明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 17:08 UTC 版)
「日本大学フェニックス反則タックル問題」の記事における「選手の謝罪と説明」の解説
選手Aは会見の冒頭で「本件によりけがをされてしまった関西学院大学のアメリカンフットボール部のクオーターバックの選手、およびそのご家族、関西学院大学アメリカンフットボール部とその関係者の皆さまに対し、大きな被害と多大なるご迷惑をお掛けしたことを深く反省しております。本当に申し訳ありませんでした」と語り、深々と頭を下げて謝罪した。 その後経緯を説明、5月3日の練習で「プレーが悪かったという」ことでコーチから練習を外され、この頃には監督やコーチから「やる気が足りない」「闘志が足りない」という指摘を受けるようになっていたと語った。 内田やコーチから「相手のQB(クオーターバック)を1プレー目で潰せ」などと再三反則行為を指示されたこと、6日の試合前に内田からは「闘志が足りない」「辞めて良い」などと実戦練習から外され、日本代表への参加辞退を求められたこと、また試合当日コーチからは「できませんでしたじゃ、すまされないぞ。わかってるな」と念を押されたことを明かした。 この監督らの発言に対し、選手Aは「相手をつぶすくらいの強い気持ちでやってこい」という意味ではなく、「本当にやらなくてはいけないのだ」と思い、追い詰められて悩んだと語っている。また反則をとられ退場となった後、事の重大さに気付き、テントに戻って泣いたことも明かした。 5月11日には、前日の日大側の謝罪文公表を受け、監督とコーチC、および選手Aとその両親が面会した際、Aの父は「個人的にでも相手方選手と家族に謝りに行きたい」と申し入れたが、監督は「今はやめてほしい」と回答。またAの父は「監督・コーチから選手Aに対して、対戦校のQBにけがを負わせろと指示を出し、選手はそれに従っただけ」である旨の公表を求め、そのメモを渡したが「公表できない」と断られたと語っている。
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