選出法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 15:20 UTC 版)
かつて教皇選出には3つの方法があった。 発声の満場一致による決定枢機卿たちがいっせいに新教皇の名前をあげて満場一致した場合に、その結果を聖霊の働きによるものとして承認する方法。 1.が出来なかった場合の、妥協による決定選挙が泥沼化しそうだと判断した場合、枢機卿団の中から選挙委員会を選び出して選出を主導してもらう方法。 投票による決定今の教皇選挙として理解されているもので、全枢機卿が匿名投票を繰り返して教皇を選び出す方法。 ちなみに、発声による満場一致で選ばれた最後の教皇は1621年選出のグレゴリウス15世であり、選挙委員会の主導という方法で選ばれた最後の教皇は1316年選出のヨハネス22世である。 ヨハネ・パウロ2世は機能せずに形骸化していた二つの方法を正式に廃止して、投票による決定のみとした。
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