道路のループ線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 14:56 UTC 版)
道路は鉄道よりも勾配に対する制約は少ないが、非常に高低差の大きい区間に建設する場合に採用されている。山地の高低差を克服する場合以外に、川や海で船舶の通航を可能にするために、両端の陸地部分をループ状にして水面からの高さを確保する場合がある(千本松大橋など)。例えば、2010年に開通した首都高速道路大橋ジャンクションでは、一周約400 m、4層構造という大規模な二重ループ線となっている。 名古屋高速2号東山線には、吹上連絡路という終端用ループ線が設けられていた。5号万場線方面から3号大高線方面への通行は、現在は都心環状線を用いるが、都心環状線が完成するまでの間は暫定的な措置としてループ線を設けていた。また、同じ名古屋高速の1号楠線の黒川ICは、狭い敷地に設けられたフルICであり、勾配を緩和するためにループ状になっている。 ノルウェー、ドランメン郊外にあるスピラルン・トンネルは、全長1,649 mの6重のループトンネルとなっている。
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