農業開発との調整
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 04:39 UTC 版)
「赤井谷地沼野植物群落」の記事における「農業開発との調整」の解説
赤井谷地の保護の歴史は、谷地周辺の農業開発とその利用との調整の歴史でもあった。古くは17世紀に掘削された赤井川の流域外へ通水する赤井谷地西側の用水堀であり、第二次世界大戦後では、土地改良のため、本来赤井川の谷の東端を流れていた同川を赤井谷地の東側近くに付け替えた。また、戦後の食糧増産のため、指定地内の湿原を現状変更し開墾地とした。これらの農業開発によって、赤井谷地からの排水が強まり、乾燥化を引き起こし、非湿原植物であるアカマツ、ススキ、チマキザサの侵入が著しく、天然記念物としての価値が損なわれてきた。
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