軽躁病エピソードとは? わかりやすく解説

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軽躁病エピソード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:02 UTC 版)

双極性障害」の記事における「軽躁病エピソード」の解説

躁病類似しているが、入院するほど重篤ではなく精神病性の特徴幻聴妄想)もないなど、社会生活大きな支障きたさないことが特徴である。期間の面でも、躁病7日以上とされているのに対し軽躁病4日間以上とされている。過去軽躁病的確に診断することは容易ではないDSM-IV-TRによる 軽躁病診断基準は、以下の症状がAを含む4つ以上みられる状態が4日間以上続くことである。 A. 持続的に高揚した開放的な、またはいらだたしい気分が、少なくとも4日間続くはっきりとした期間があり、それは抑うつのない通常の気分とは明らかに異なっている。 自尊心肥大: 自分は何でもできるなどと気が大きくなる睡眠欲求の減少: 眠らなくてもいつも元気なまま過ごせる。 多弁: 一日中しゃべりまくったり、手当たり次第色々な人に電話かけまくる。 観念奔逸: 次から次へアイデア思考)が浮かんでくる。具体的には、文章途中で次々と話が飛ぶことなども含まれる注意散漫: 気が散って一つのことに集中できず、落ち着きがなくなる。 活動増加: 仕事など活動増加し、よく動く。これは破壊的な逸脱行動にも発展しうる。 快楽活動熱中: クレジットカードお金使いまくって買物をする、性的逸脱行動に出る。 本人にとって、この状態を自覚することは難しい。そのため、医師そのこと伝えることができず、症状把握難しといえるまた、周りから見ても、いつもより仕事ができる、意欲が高い、熱心に仕事をしているという風にしか見えず異常な状態であると認識されることはまずない。患者なかにはこのエピソード時に仕事成功することが多い。しかし、疲れ知らず睡眠時間十分にとらない為、気がつかないまま、精神的に肉体的に疲労し、やがて大きく落ち込むことになる。そして再び抑うつエピソード迎える。そのとき軽躁病時の行為後悔することが多い。それが原因自殺するものもいる為、II型であっても安全であると言うことはないことに注意しなければならない。 生活記録をつけるなど、客観的に生活を把握することが大事である。さらにそれを医師共有して的確な指導を受けることが必要である。また、家族にも協力仰いで軽躁病エピソードの把握助言を得なければならない

※この「軽躁病エピソード」の解説は、「双極性障害」の解説の一部です。
「軽躁病エピソード」を含む「双極性障害」の記事については、「双極性障害」の概要を参照ください。

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