軍事以外の用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 00:42 UTC 版)
タスクフォースは、いわゆるプロジェクトチームあるいはクロスファンクショナルチームよりも小さな単位の集団を意味して使用されることもある。企業経営用語としては特別作業班と訳すのが妥当といえる。また内部監査や機密事項を職掌とすることが多い。常設の機関というよりも臨時であることも多く、戦略性と機動性が重視された組織を指すのが一般的である。企業名、あるいは作戦名としても多用される。 また、タスクフォースは、グループ・ディスカッション、特に6人程度の少人数で行われるスモール・グループ・ディスカッション(SGD)において配置される、議論を進行させる「水先案内」担当者のことを指すこともある。集団(被験者)ではなく、実施者(主催者)側に立ち、議論の成り行きを見守り、議論が発散したり意図した方向とは違う流れになった場合に、軌道修正を行う。議論が進まない場合、考え方や視点の助言を行うこともある。タスク(議題)の意図を十分理解し、各グループに配置されるタスクフォース間で、介入の度合いや議論の収束方向をあらかじめ決めておく必要がある。グループ・ディスカッションという手法になれていない集団や、難解なタスクを扱うときには、特に重要な役割を担う。 機動捜査隊の英訳もタスクフォースである。
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