路線指定の沿革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 02:30 UTC 版)
一級国道と二級国道が統合され一般国道となったのち、次の5回にわたり路線が追加指定された(日付は政令の公布日である)。 1970年(昭和45年)4月1日施行 国道272号 - 328号(1969年12月4日政令第280号) 1972年(昭和47年)5月15日施行 国道58号と329号 - 332号(1972年4月28日政令第116号) 1975年(昭和50年)4月1日施行 国道333号 - 390号(1974年11月12日政令第364号) 1982年(昭和57年)4月1日施行 国道391号 - 449号(1981年4月30日政令第153号) 1993年(平成5年)4月1日施行 国道450号 - 507号(1992年4月3日政令第104号) 特に、1993年の追加指定では、新規路線の指定の他に既存国道の路線延長指定が数多く行われたことと、高速道路に相当する一般国道の自動車専用道路が指定されたことが大きな特徴となっている。都市部以外の地方自治体では生活基盤が車社会となることから、一般国道に指定された道路が国の補助金によって整備されていくと、その沿道には市街地が形成されていく傾向が強く自治体の発展にもつながるため、1980年代末から1990年代を中心に一般国道が通っていなかった全国の各自治体によって結成された「ないないサミット」から、国へ既存道路の国道昇格陳情が行われたことで、多数の一般国道が誕生している。また、サイエンスライターの佐藤健太郎によれば、日本の国道路線網について、「今後は新たに国道路線指定がなされることはないだろう」との国土交通省の見解があったことを自身の著書の中で述べている。
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