越賀漁港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 01:16 UTC 版)
越賀漁港(こしかぎょこう)は、三重県志摩市志摩町越賀の熊野灘沿岸にある第1種漁港。志摩市が管理している。1952年(昭和27年)から漁港認定に向けて3か年計画を立て、翌1953年(昭和28年)3月5日に漁港認定を受けた。しかし、同年の台風13号で被災し計画通りにはいかず、最小限の施設として船揚斜路が設けられた。 細萱泉らが地理情報システム(GIS)を用いて南海トラフを震源とするマグニチュード8クラスの東南海・南海地震が発生した場合の津波をシミュレートしたところ、越賀漁港には地震発生から10分後に9.5mの津波が押し寄せるという結果が得られた。 越賀では、海女によるサザエ・アワビ、漁師によるエビ刺し網漁、アジ・サバ定置網漁といった沿岸漁業が盛んである。2009年(平成21年)の陸揚量は135.6t、陸揚金額は128百万円である。越賀漁業協同組合は、平成に入ってから活発化した三重県内各地の漁業協同組合の合併に加わらず、単独経営を続けてきたが、2010年(平成22年)3月31日をもって解散した。
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