誘電体中
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 21:09 UTC 版)
誘電体が存在する場合には真空中での関係は成り立たず、電場の強度と電束密度の両方を考える必要がある。このとき二つの量は誘電分極 P を通して D = ε 0 E + P {\displaystyle {\boldsymbol {D}}=\varepsilon _{0}{\boldsymbol {E}}+{\boldsymbol {P}}} として関係付けられる。電場の強度と電束密度の間に線形関係を仮定することにより誘電率を用いて D = ε E {\displaystyle {\boldsymbol {D}}=\varepsilon {\boldsymbol {E}}} と表すことができる。線形関係を仮定しない場合は積分により D = ∫ ε d E {\displaystyle {\boldsymbol {D}}=\int \varepsilon \,d{\boldsymbol {E}}} となる。より一般には磁場との交叉項やヒステリシスを考える必要がある。
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