証券取引審議会

デジタル大辞泉

しょうけんとりひき‐しんぎかい〔‐シンギクワイ〕【証券取引審議会】

読み方：しょうけんとりひきしんぎかい

証券取引法に基づいて昭和27年（1952）に設置された、旧大蔵省の付属機関。有価証券の発行および売買、その他の取引に関する重要事項について調査・審議を行った。平成12年（2000）金融庁に移管され、翌年、所掌分野は金融庁の金融審議会金融分科会に引き継がれた。

証券用語集

証券取引審議会

証券の取引制度や市場に関することを調査・審議する大蔵大臣の諮問機関。
大蔵大臣の任命による13人の委員で構成される常設の機関で、1952年に証券取引法に基づいて設置されました。大臣の求めに応じて、証券取引法の改正など証券取引に関する重要な事項を審議し、意見を述べるなど、法案作成など関連する政策決定で大きな役割を担っていました。最近では、88年に改正されたインサイダー規制の強化や、証券制度や市場の総合的な改革に向けた98年の大改正などに関わっています。現在、証券取引審議会は解消して、その役目は98年に新たに設置された大蔵大臣の諮問機関である金融審議会に引き継がれています。