証券取引法65条

証券用語集

証券取引法65条

銀行等の金融機関が有価証券の売買などの証券業務を行うことを禁止している条項。
証券取引法65条は、銀行と証券がその業務を分離して、棲み分けるもとになっている法律ですが、金融の国際化などに対応して金融機関の競争力を高める点から、制度の見直しが求められるようになりました。これを受けたかたちで1993年に金融改革法が施行され、銀行は証券業務を行う子会社を設立することで証券業務に進出することができるようになりした。さらに、98年の証券取引法の改正により、金融機関は投資信託を自分の店舗の窓口で売れるようになるなど、禁止条項は実質的に大幅に緩和されているのが現状です。