証券化とは?

辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書

初めての方へ

参加元一覧


用語解説|ニュース|動画|本・雑誌|文献|商品|全文検索|用例
Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ビジネス > 金融 > 証券化 > 証券化の意味・解説 

三省堂 大辞林

三省堂三省堂

しょうけん-か ―くわ 0 【証券化】

Securitization債権売買流通しやすくするため証券形態にすること。抵当証券CPコマーシャル-ペーパー)など。金融の証券化。


MBA用語集

グロービス・マネジメント・スクールグロービス・マネジメント・スクール

証券化

【英】:securitization

保有している不動産債権など、キャッシュフロー生み出す資産有価証券として売り出すこと。


不動産などを証券化することにより資産の流動化進み、また原債権保有している企業などにとっては資金調達多様化する。
投資家にとってのメリットは、リターンが同じ企業債券より良い異なリスクポートフォリオを組むことができることなどがある。一方デメリットは、仕組みが複雑で、投資判断難しいことである。
債権保有者にとっては、資金調達多様化するほか、証券化した資産BSから除かれることで資本収益率が向上する一方で仕組みが複雑なため、証券化には社内体制含めて時間工数がかかり、コスト増大する。また、債務者理解を得る必要もある。

2000年SPC法(特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律)が施行されたことにより、特に不動産の証券化が日本でも進みだした。
さらに、証券化の利用範囲は、コンテンツ制作にも広がっている。アニメーション・ビジネスを手がけるGDHでは、アニメーション映画制作SPC設立し、外部投資家から出資を募って制作をしている。

■ 関連語
特定目的会社SPC:supecialpurposecompany)、SPC法、原債権、オリジネーター、資金調達不動産資産流動化特定目的信託SPT:supecialpurposetrust)

■ おすすめ科目


会計用語辞典

アイティーネットワークスアイティーネットワークス

証券化

読み方しょうけんか

資産流動化する方法として、最も一般的なのが証券化です。
証券化とは、ABS(資産担保証券)を利用して資産の流動化を行う方法です。

次の手順で行われます。
1.資産SPC売却。  2.SPC受け入れ資産担保ABS発行
3.投資家ABS代金SPC払い込む。  4.SPC資産購入代金企業支払う。
5.SPC資産管理会社へ受入資産管理処分委託。  6.SPC資産管理会社から、運用収益を受け取る。
7.SPCから投資家へり払いおよび償還が行われる



OR事典

日本オペレーションズ・リサーチ学会日本オペレーションズ・リサーチ学会

証券化

読み方しょうけんか
【英】:securitization


概要

企業抱え様々な資産負債証券として市場販売する方法のこと. 例えば, 大量資金住宅ローンとして貸し出す銀行は, 将来金利変動によるリスク避けるため, ローン小口「証券化」して市場販売し, 返済される元本金利収入(から手数料差しいたもの)を, クーポンとして投資家支払う. この証券モーゲージ担保証券と呼ばれ, 安全で有利な投資対象として人気呼び, 米国では400兆円に達す市場形成している.


詳説

証券化とは,ある特定の資産原物とそれから生じる法定果実収受する権利を,その権利表章する「証券」に化体させることをいう.証券化の手法は,金融機関リスク資産圧縮,または事業法人ノンバンクなどの資金調達手段として,広く活用されている.自らの信用力乏しいがゆえに,直接あるいは間接を問わず,資金調達機会が限られているノンバンク存在仮定する.このノンバンクが,保有する資産活用して,必要資金調達することを考える.その資産取引される市場存在し,当該資産買手をすぐに見つけることができるのであれば(つまり,当該資産流動性がある場合),当該資産を単純に買手売却することにより,容易に売却代金手にすることができる.ところが,取引市場完備されており,流動性のある資産は,債券株式などの有価証券に限られており,それら以外の資産売却することは容易ではない.このような流動性乏し資産売却するためには,流動性付与する仕組み(すなわち証券化)が必要となる.


資産担保証券

流動性乏し資産として,リース会社クレジット会社などのノンバンク保有する金銭債権(リース債権クレジット債権)を例にとり,金銭債権証券化の仕組み説明する.証券化の対象となる原債権債権者(本例の場合ノンバンク)をオリジネーターというが,このオリジネーターが,保有する金銭債権を束にしたものを,特別目的会社(Special Purpose Company;SPC)などのSPV(Special Purpose Vehicle)に譲渡する(SPVとしては,SPCのほかに信託銀行(の信託勘定)などが該当する.「特別目的」たるゆえんは,流動性乏し資産を,社債信託受益権証書などの流動性のある実体変換するという特別な目的のみを果たしているからである).SPVは,譲渡された金銭債権裏付けとして,債券発行する.このように,資産(本例では金銭債権)を裏付けとして発行された債券を,資産担保証券という.

SPVは,発行代金として投資家払い込む債券購入代金受領し,オリジネーターは,譲渡した金銭債権譲渡対価として,SPVからこの金額を受け取ることになる.

資産担保証券元利金の原資は,金銭債権から生じるキャッシュフローである.原債務者から回収されたキャッシュフローが,債権譲受人であるSPV通って,債券元利金として投資家支払われる.

SPCとは,資産担保証券発行などの特定された目的を果たすためだけに設立される会社である.一般社債発行体は,本来の主たる事業を営んでおり,事業成り行きしだいで倒産する可能性をはらんでいるが,SPC倒産可能性排除するために様ざまな工夫をこらして設立される.したがって,資産担保証券投資家は,投資判断にあたっては,オリジネーターの信用力ではなく,資産に伴う信用力考慮すればよい.

資産担保証券は,投資家受け入れられやすくするために,格付け取得するのが一般的である.前段SPC倒産隔離性より,資産担保証券格付けは,原資産のキャッシュフロー創出力により決定されるので,シングルAの格付けをもつオリジネーターでも,キャッシュフロー創出力の高い良質資産を証券化することにより,シングルAよりも高い格付債券発行することが可能となりうる.

資産担保証券は,償還年限クーポンあるいは格付などの条件互いに異な複数種類(これをトランチあるいはトランシェという)に分けて発行されることが多い.


モーゲージ担保証券

モーゲージ担保証券(Residential Mortgage Backed Securities;RMBS)とは,資産担保証券のうちで,住宅ローン債権裏付けとして発行されたものをいう.住宅ローン債権は,土地の購入住宅建築のために,個人借り手貸し出された貸付債権である(住宅ローン債権のように,分散の効いた多数債務者向けの債権集合を,小口債権プール(あるいは大数プール)という).

民間金融機関住宅ローン債権1999年にはじめて証券化されて以来,公的機関である住宅金融公庫を含め,複数RMBS発行されている.特に,住宅金融公庫これまで継続してRMBS発行しており,RMBS市場規模拡大大きく寄与している.

住宅ローン借り手は,返済期限前に任意ローン返済できる.ローン期限返済されると,貸し手返済された資金の再運用リスク(これをプリペイメントリスクという)を抱えることになる.貸し手は,住宅ローン債権を証券化することにより,このリスク投資家転嫁することができる.逆に,RMBS投資家は,期限弁済存在により,RMBS想定償還年限伸縮するというリスク抱えることになる.期限弁済は,借り換え時の金利水準景況感などの要因左右されると考えられるので,投資家は,これらの要因から期限弁済動向推定するプリベイメントモデルをつくってプリベイメントリスクの定量評価を行っている.

住宅ローン貸付期間は2030年である場合多く,金融期間の負債デュレーション比較すると非常に長い.これは,当該金融機関ALMリスク抱えていることにほかならない.住宅ローン債権の証券化は,ALMリスク軽減化の有効な手段としても活用されている.


不動産担保証券

金銭債権ではなく,実物資産である不動産裏付けとしたものが,不動産担保証券である.対象となる不動産種類としては,オフイスビル,商業施設,外国人向け高級賃貸マンシヨン,ホテルなどがあげられる.

金銭債権の証券化の仕組み同様に,不動産SPVへの譲渡仕組みがとられるが,移転に伴い発生する不動産取得税登録免許税などの税コスト削減のため,いったん信託設定をしたうえで,その信託受益権SPC譲渡されることが多い.

不動産担保証券信用力は,裏付けとなつている不動産キャッシュフロー創出力である.不動産担保証券クーポン原資は,当該不動産からの賃貸料収入であるから,証券化の対象としては,テナントづきがよく,安定した賃貸料収入期待できる良質不動産であることが求められる.不動産担保証券元本原資は,当該不動産売却して得る代金か,もしくはその不動産裏付けとして新たに発行する不動産担保証券発行代金あるから,やはり,証券化の対象としては,将来的価値増大期待できる良質不動産であることが望ましい.


参考文献

[1] 大垣尚司(1997), ストラクチャード・ファイナンス入門, 日本経済新聞社.

[2] 不動産証券化協会(2003), 不動産証券化ハンドブック, 不動産証券化協会.



ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

証券化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/29 14:49 UTC 版)

証券化(しょうけんか、: Securitization)は、保有資産資金化するために、資産のキャッシュフローを裏づけにした有価証券を発行する手法であり、直接金融の手法の一つ。




「証券化」の続きの解説一覧




証券化と同じ種類の言葉



証券化に関連した本


証券化に関係した商品



証券化のページへのリンク
「証券化」の関連用語
証券化のお隣キーワード
モバイル
モバイル版のWeblioは、下記のURLからアクセスしてください。
http://m.weblio.jp/
» モバイルで「証券化」を見る
_ _   


証券化のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2012 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
グロービス・マネジメント・スクールグロービス・マネジメント・スクール
© 2012 GLOBIS CORPORATION All Rights Reserved.
グロービス・マネジメント・スクールMBA用語集
アイティーネットワークスアイティーネットワークス
© 2012 IT Networks Corporation. All Rights Reserved.
日本オペレーションズ・リサーチ学会日本オペレーションズ・リサーチ学会
Copyright (C) 2012 (社)日本オペレーションズ・リサーチ学会 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの証券化 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2012 Weblio RSS