設置構想期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 14:07 UTC 版)
「伊勢志摩サミット記念館」の記事における「設置構想期」の解説
伊勢志摩サミット記念館の設置構想はサミットの開催前からあり、三重テレビで2016年(平成28年)の元日に放映された、中日新聞三重総局長と鈴木英敬知事との対談の中で、「サミットの記憶を残すという意味で重要」として鈴木知事が記念館の設置を検討していることを明らかにした。鈴木知事は1月4日の記者会見の場で正式に記念館の設置検討を表明し、既存施設を利用すること、伊勢志摩サミット三重県民会議への寄付金を設置費用に充当すること、開館時期は2016年度中またはサミット開催1周年をめどとすることなどを同時に示した。運営主体や設置場所、展示内容については今後細部を詰めるとした。 2016年(平成28年)2月17日の伊勢志摩サミット三重県民会議役員会では、記念館の基本方針が示された。具体的には、子供たちにとって学習の場となるような体験型の要素を持った記念館とすること、サミットの様子やサミットで使われる調度品、国際メディアセンター三重情報館の展示品を紹介する場とすること、設置場所はアクセスが良く開催記念にふさわしい場所とすること、というものであった。さらに3月4日の三重県議会では志摩市選挙区選出議員である中嶋年規が記念館を志摩市に誘致しようとする運動があることを紹介した上で一般質問を行い、記念館が設置される自治体が記念館の管理運営に当たるという前提で設置検討を進めているという県の方針を引き出した。 2016年(平成28年)5月26日と27日の両日、伊勢志摩サミットが開催された。サミット当日の中日新聞のサミット特集には鈴木知事のインタビューが掲載され、伊勢志摩サミット記念館は北海道洞爺湖サミット記念館がパネル展示中心であるのに対して、動画を利用するなど動的でコンテンツ(中身)を重視したものにすることと、設置の最有力候補が志摩市であることを明らかにした。そして6月20日、鈴木知事は伊勢志摩サミット報告会の場で記念館の設置場所が賢島駅の2階に決定したと発表した。設置時期は翌2017年(平成29年)5月までとし、運営費は設置自治体である志摩市の負担になることがこの時決定した。8月1日にはサミットで使われた円卓や首脳陣が着席した椅子を展示することが発表された。
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