記念コンサート
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1960年、創立30周年を記念して大原総一郎は記念コンサートを企画した。そのために、当時新進作曲家だった黛敏郎、矢代秋雄の両氏にチェロ、ピアノ用の新曲を依頼した。演奏は「プロムジカ弦楽四重奏団」に依頼され、岩淵竜太郎、松下修也、堀伝、江戸純子が、本館メーンギャラリーでベートーベン『弦楽四重奏曲七番』などを演奏した。あわせて黛敏郎がこの日のために作曲した無伴奏チェロのための『文楽』の初演も松下修也によって行われた。これが大原美術館での初コンサートであった。 2000年10月7日、創立70周年を記念して大原謙一郎は40年前と同じとする「思い出音楽会」を企画した(曲も奏者も40年前と同じ)。本館2階で、1960年と同じメンバー・同じ曲が演奏された。また開館当時のメーンギャラリーの再現や、大原美術館を素材に日本の美術館の将来と役割を探るシンポジウムも開催された。
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