角館のシダレザクラとは? わかりやすく解説

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角館のシダレザクラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/12 01:05 UTC 版)

角館のシダレザクラ(かくのだてのシダレザクラ)は、秋田県仙北市角館町武家屋敷通りの街路に沿った各戸に生育する、国の天然記念物に指定された淡紅色系シダレザクラ(枝垂桜)約150本の総称である[1]。角館のシダレザクラの起源について確たる史料や記録は存在しないものの、伝承口伝などから18世紀の末頃より武家屋敷の各戸に植えられはじめたエドヒガン系のシダレザクラが、今日生育する個体の直接の祖先であろうと推定されている[2][3]


注釈

  1. ^ 1900年(明治33年)の大火で焼失した「親木」の所在地について『講談社(1995)』では「梅津定之丞邸内」、『仙北市教育委員会(2008)』では「無二園」とされている。本記事では併記する。
  2. ^ 編集発行の東北之産業社は秋田市本町にかつてあった出版社である。但し書きに、業務の余暇を利用して短期間で編集し「記事は総て確実なるを信ずる」が、再販の機に増補改訂したいと書かれている。なお、文中の大火を明治22年としているのは明治33年の誤植もしくは誤記であると考えられる[25]
  3. ^ 選定当時の名称は「角館町角館」。
  4. ^ 花の量やシダレ度といった一般には比較対象となりにくい物も含まれるが、これらの判定基準は今回の「保存管理計画策定委員会」によって設定され比較対象の基準として使用された。特に一般的には聞きなれない「シダレ度」は枝垂れ具合を5段階にイラスト化したものが、角館教育委員会による報告書(2002年)に凡例として記載されている。

出典

  1. ^ a b c 藤原 1995, p. 413.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 本間 2008, p. 223.
  3. ^ a b c d 秋田県教育委員会 2004, p. 26.
  4. ^ a b c 藤原 1995, p. 416.
  5. ^ a b c d e f g h i 本間 2008, p. 222.
  6. ^ a b c d e f g 仙北市教育委員会 2008, p. 4.
  7. ^ a b c d e f 角館のシダレザクラ(国指定文化財等データベース) 文化庁ウェブサイト、2022年4月25日閲覧。
  8. ^ 日本さくらの会 公益社団法人 日本さくらの会 公式サイト、2022年4月25日閲覧。
  9. ^ a b 仙北市教育委員会 2008, p. 1.
  10. ^ 朝日新聞社 2003, p. 20.
  11. ^ 小池 2005, p. 20.
  12. ^ a b 朝日新聞社 2003, p. 25.
  13. ^ 朝日新聞社 2003, pp. 23–24.
  14. ^ a b 小池 2005, pp. 20–21.
  15. ^ 益戸滄洲 コトバンク、2022年4月25日閲覧。
  16. ^ 武家屋敷通りの枝垂桜 仙北市ホームページ、2022年4月25日閲覧。
  17. ^ 「角館出身の画家 西宮礼和(にしのみや れいわ)の作品『角館の四季 春 勝楽町観桜之図』の大きな写真が見たい。」秋田県立図書館) - レファレンス協同データベース
  18. ^ 林 2017, pp. 131–150.
  19. ^ 和泉 2007, p. 76.
  20. ^ 林 2017, pp. 71–73.
  21. ^ a b c d 和泉 2007, p. 73.
  22. ^ a b c d 和泉 2007, pp. 72–73.
  23. ^ 角館 - 伝承と観光”. 神代雄一郎. 2022年4月25日閲覧。
  24. ^ 和泉 2007, p. 72.
  25. ^ a b c 和泉 2007, p. 83.
  26. ^ 秋田縣案内 日本の古本屋 全国古書書籍商組合連合会 登録情報、2022年4月25日閲覧。
  27. ^ a b c 和泉 2007, p. 74.
  28. ^ 和泉 2007, pp. 73–74.
  29. ^ a b 和泉 2007, p. 75.
  30. ^ 檜木内川堤(サクラ)(国指定文化財等データベース) 文化庁ウェブサイト、2022年4月25日閲覧。
  31. ^ 仙北市角館(国指定文化財等データベース) 文化庁ウェブサイト、2022年4月25日閲覧。
  32. ^ a b 和泉 2007, p. 77.
  33. ^ 本間 2008, pp. 223–224.
  34. ^ 仙北市教育委員会 2008, pp. 1–2.
  35. ^ a b c d e 仙北市教育委員会 2008, p. 5.
  36. ^ 朝日新聞社 2003, p. 23.
  37. ^ 小池 2005, p. 21.
  38. ^ a b c d 本間 2008, p. 224.
  39. ^ 被陰作物 コトバンク、2022年4月25日閲覧。
  40. ^ a b c d 蒔田・黒坂 2003.
  41. ^ a b 仙北市教育委員会 2008, p. 6.
  42. ^ 本間 2008, p. 227.
  43. ^ a b 仙北市教育委員会 2008, p. 7.
  44. ^ 本間 2008, p. 225.
  45. ^ a b 本間 2008, p. 226.
  46. ^ 蒔田 2009, p. 32.
  47. ^ 仙北市教育委員会 2008, pp. 7–8.
  48. ^ 蒔田 2009, pp. 32–33.
  49. ^ 平成29年秋田県観光統計 秋田県観光文化スポーツ部観光戦略課 秋田県庁ホームページ、2022年4月25日閲覧。
  50. ^ 平成27年秋田県観光統計 秋田県観光文化スポーツ部観光戦略課 秋田県庁ホームページ、2022年4月25日閲覧。
  51. ^ 小池 2005, pp. 18–21.
  52. ^ a b 角館のシダレザクラ(国指定天然記念物) 仙北市ホームページ、2022年4月25日閲覧。
  53. ^ 交通アクセス/仙北市 仙北市ホームページ、2022年4月25日閲覧。




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